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ジャガイモの水耕栽培に成功 収量は露地の4倍 産総研
独立行政法人・産業技術総合研究所北海道センター(札幌)はジャガイモの水耕栽培に成功した。水耕栽培はレタスやトマトでは実用化されているが、ジャガイモは国内で本格的な研究事例がなかった。収量も露地栽培の約四倍を記録。通年収穫にめどがつけば、原材料の安定確保が課題の食品加工会社などから注目されそうだ。

 国内の露地物のジャガイモは通常五-十一月にかけて収穫されている。

このためポテトチップスなどの製造会社は、春先の端境期には保存したジャガイモを使用する。だが保存期間が長くなるほどでんぷんが糖に変わり、油で揚げると焦げて黒く変色しやすくなる問題点があった。

 同センターは水耕栽培に向け、特製のステンレスケースを開発。栄養分を含んだ水を循環させるもので、茎の生育を助けるため筒で支える工夫も凝らした。

 この装置を同センター内の研究施設に設置。昨年六月から水耕栽培に取り組み、光の照射時間や室温などを調整しながら最適な生育環境を探っていた。その結果、収量は一平方メートル当たり約十五キロと露地栽培の約四倍を達成した。同センターは「装置の改良が進めば、収量は露地栽培の十倍にもなる可能性も」と期待する。

 また、水耕栽培では土壌を通した病害虫感染の危険性が大幅に低くなり、無農薬栽培ができるようになるほか、ジャガイモではタブーとされる連作も可能という。

 今後の課題は、装置の設置費用などのコスト。今回の試験では算出していないため、同センターは「生産経費を把握したうえで実用化の可能性を示したい」と話している。
根室で震度2
二十五日午前十時四分ごろ、根室地方で地震があり、根室で震度2を観測した。札幌管区気象台によると、震源地は根室半島南東沖で、震源の深さは約四○キロ、地震の規模を示すマグニチュード(M)は3・4と推定される。
センター試験初日終了 リスニング175人再試験、道内は5人
二○○八年度大学入試センター試験は初日の十九日、「公民」「地理歴史」「国語」「外国語(筆記)」「英語(リスニング)」の順に四教科十五科目が行われた。道内ではリスニング試験で五人が再テストを受けた以外、大きなトラブルはなかった。

 道内の初日の受験率(出願者に対する受験者数の割合)は、地理歴史が前年度より減少した以外は微増した。全国の受験者数は、例年最も受験者が多い外国語(筆記)で約四十九万八千人。

 過去二回、集積回路(IC)プレーヤーの故障や不具合の申し出が相次いだリスニング試験では、今回も全国百三十五会場の百七十五人が再テストを受けた。昨年の三百八十一人からは大幅に減少した。

 道内で再テストを受けたのは、北大で二人、旭川医大、札幌学院大、北海学園大で各一人。「うまく聞こえない」「途中で聞こえなくなった」など、いずれも音声機器の不具合を申し出た。昨年、道内で再テストを受けたのは十二人だった。

 二日目の二十日は「理科」と「数学」の二教科十三科目が午前九時半から行われる。平均点の中間発表は二十三日、科目間で二十点以上の平均点差が生じた場合などに行われる得点調整の有無の発表は二十五日、平均点の最終発表は二月七日が予定されている。
関 道子さん(せき・みちこ=北大大学院教授、異文化間心理学)
12日午後4時13分、すい臓がんのため死去、60歳。札幌市出身。自宅は同市東区北17東4の3。通夜の祈りは14日午後5時、葬送式は15日午前10時から、いずれも同市北区北8西6の2の18、日本聖公会札幌キリスト教会で。喪主は母好江(よしえ)さん。

 北大卒業後、同大助教授などを経て2002年同大留学生センター教授、07年同大大学院教育学院教授。
出直した“恋人”待ってます 石屋製菓、東名阪でPR
「白い北海道で、お待ちしています」「安心・安全をいちばんに」-。石屋製菓(札幌、島田俊平社長)は三十一日から、主力商品「白い恋人」の安全性をうたった広告ポスターを首都圏、大阪、名古屋の主要駅に順次掲示する。同社が道内限定販売の同商品のPRを道外で大々的に行うのは異例。道外から観光客が多数訪れるさっぽろ雪まつりの時期に合わせ、あらためて定番土産菓子の「出直し」をアピールする。

 ポスターは縦一メートル、横二・八八メートル。絵柄には同商品とともに、同日に全面再開される「白い恋人パーク」の外観をあしらった。首都圏ではJR山手線や地下鉄などの五十四駅、大阪では九駅の構内に同日から約二週間掲示。その後、名古屋の十五駅にも張り出す。

 昨夏に賞味期限改ざんが発覚した「白い恋人」は十一月の販売再開以降、好調な売り上げを続けている。しかし、道内にしか販売拠点を持たない石屋製菓自身のメッセージは、道外には十分に伝わっていない可能性もあるため、雪まつりに合わせたポスター作戦で「本州の消費者の信頼回復につなげたい」(広報室)考えだ。
ビッグイシュー「内容が好評」 値上げで黒字化 ホームレス支援雑誌
ホームレスが売って自立資金を得る雑誌「ビッグイシュー日本版」が昨年十月の値上げで収支の改善に成功、黒字転換の見通しになった。二○○三年の発刊から五年目。発行元のビッグイシュー日本(大阪市)代表佐野章二さん(66)は「販売員の拡大と誌面改革を続け、部数を増やしたい」と意気込んでいる。

 同誌は月二回刊。札幌でも昨年から、ホームレスの人たちが販売員となり、道庁前や市営地下鉄東西線大通駅コンコースなどで販売されている。全国で登録したホームレス販売員は計約百二十人で、実売約二万九千部。○三年の発刊以来一部二百円だったが採算は厳しく、累積赤字は約五千万円に達した。

 事態打開のため、札幌を除く東京や大阪などの販売地域では昨年十月十五日号から、発売間もないとして価格を据え置いていた札幌でも今月一日号から三百円に値上げした。懸念された部数減もあまりなく、各号ベースで黒字になった。今年は年間を通じた黒字転換を狙う。

 値上げで販売員の利益は一冊百十円から百六十円に増え、一人一日の標準的な売上冊数、二十-二十五冊で収入は三千二百-四千円に。「ネットカフェで一晩過ごせるナイトパック代千数百円に手が届き、路上で寝ずに済む。販売員はホームレスからネットカフェ難民に“昇格”です」と佐野さん。

 東京の販売員、小泉隆さん(56)は一日五十冊前後を売る。「値上げ後、発売日の客の反応は鈍っている」というが、「収入は一割程度アップした。何とかアパートに入りたい」。住所が就職に不可欠だからだ。

 誌面は写真、イラストを多用。環境、自殺、福祉、平和と堅い内容で「国内唯一の若者向け社会派雑誌」と佐野さんは胸を張る。読者の比率は二十代の女性が二割近くを占めて最高だ。

 月刊メディア批評誌「創」編集長の篠田博之さんは「二万九千部という数字が正しければ、健闘といえるが、販売形態の珍しさや、社会運動とみるべき面もある。既存メディアと単純に比較できない」と指摘。二十代の女性が買う点は「ホームレスを助けたいという購買動機に支えられている可能性がある」とみる。

 また出版ビジネスに詳しい、雑誌「宣伝会議」編集長の谷口優さんは「出版業界内であまり取り組まれていなかった新規の販路開拓が成功した例といえる。環境ビジネス同様、社会貢献の気持ちが追い風になるが、中身がつまらない雑誌ならここまで続かなかったはずだ」と分析する。
ホテル浴場全焼 倶知安のスキー場
【倶知安】二日午後零時五分ごろ、後志管内倶知安町山田二○四の二、ニセコ山田温泉ホテル=加森観光(札幌)経営=の浴場建物から出火し、木造平屋建て約百平方メートルの内部を全焼した。出火当時、浴場には数人の入浴客がいたが、避難し、けが人はいなかった。

 倶知安署などによると、浴場は和洋三十八の客室がある本棟とは別の建物で、渡り廊下でつながっている。屋根付近が激しく燃えており、同署は出火原因などを調べている。

 同ホテルは、国内外のスキー客でにぎわうグラン・ヒラフスキー場のゲレンデに隣接。一日夜はスキー客らでほぼ満室の約九十人が泊まっていたが、出火当時はほとんどの宿泊客がスキーなどで外出していた。

 消火作業の様子は、外国人を含むスキー客らが滑走をやめて心配そうに見守った。福岡県から家族でスキーをしに来た自営業の男性宿泊客(54)は「びっくりした。お風呂も楽しみだったのに残念」と話していた。