【網走】網走の市民劇団「ポプラ」は八月十二日、博物館網走監獄(網走市呼人(よびと)一)で、オリジナルの殺人事件のシナリオに従って、模擬裁判を演じる。二○○九年五月までにスタートする「裁判員制度」への理解を進めようと、同博物館が企画し、劇団に依頼した。
舞台は博物館内の旧釧路地裁網走支部法廷復原(ふくげん)棟にある「合議法廷」。一九五二年から九一年まで実際に使用されていた。昨年七月には、釧路地裁網走支部職員が同じ法廷で模擬裁判を行っている。
シナリオでは、五歳の娘と二人暮らしの若い母親が、東京での生活苦に耐えられず、心中を計画。死に場所を求めて網走へ向かい、母親は特急列車内で、娘の飲みかけのジュースに毒を入れてしまう。しかし、思いとどまってふたをするが、娘は誤ってそれを開け、気化した毒を吸い込んで死んでしまう。
検察側は殺人を主張するが、母親側は娘を「殺そうとも、死んでもいいとも思っていなかった」と無罪を主張する。
脚本を担当した劇団の溝口勲さん(63)は「演劇としても楽しんでもらえるようにドラマ仕立てにした」と話す。
模擬裁判は午前十時半と、午後二時からの二回。各公演の後、釧路地裁網走支部の職員が裁判員制度を解説する。各回定員五十人で無料だが、博物館の入館料(大人千五十円)が必要。問い合わせは博物館網走監獄(電)0152・45・2411へ。
(北海道新聞 引用)
舞台は博物館内の旧釧路地裁網走支部法廷復原(ふくげん)棟にある「合議法廷」。一九五二年から九一年まで実際に使用されていた。昨年七月には、釧路地裁網走支部職員が同じ法廷で模擬裁判を行っている。
シナリオでは、五歳の娘と二人暮らしの若い母親が、東京での生活苦に耐えられず、心中を計画。死に場所を求めて網走へ向かい、母親は特急列車内で、娘の飲みかけのジュースに毒を入れてしまう。しかし、思いとどまってふたをするが、娘は誤ってそれを開け、気化した毒を吸い込んで死んでしまう。
検察側は殺人を主張するが、母親側は娘を「殺そうとも、死んでもいいとも思っていなかった」と無罪を主張する。
脚本を担当した劇団の溝口勲さん(63)は「演劇としても楽しんでもらえるようにドラマ仕立てにした」と話す。
模擬裁判は午前十時半と、午後二時からの二回。各公演の後、釧路地裁網走支部の職員が裁判員制度を解説する。各回定員五十人で無料だが、博物館の入館料(大人千五十円)が必要。問い合わせは博物館網走監獄(電)0152・45・2411へ。
(北海道新聞 引用)
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