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公的年金 季節労働者、未加入3割 背景に低収入
道内の季節労働者の三割が公的年金を掛けていないか、納入の有無もつかんでいない-。こんな年金の加入実態が、川村雅則・北海学園大講師(労働経済論)と建設政策研究所北海道センター(札幌)の調査で分かった。年収二百万円未満が全体の六割以上にのぼることも明らかになり、川村講師らは「国民年金保険料の不払いは、制度への不安のほか低収入の要因も大きい」と分析する。

 調査は今年一-三月、国の冬期技能講習助成給付金制度に基づく同講習を道内で受講した人に調査票を配布し、千八百五十人から回答を得た。

 年齢別で最多は五十代の37・8%で、六十代の25・3%、四十代の15・6%が続き、高齢化が目立っている。

 六十歳未満の男性を対象とした年金の加入状況では、「年間を通し公的年金を掛けていない」が17・3%、「夏場は厚生年金を引かれるが、冬場は国民年金保険料を未納」が15・2%、「分からない」が13・1%などとなっている。「分からない」は、年金の手続きをしていないとみられ、「掛けていない」と合わせた約三割が年金に未加入と推測される。

 「年間を通し公的年金を掛けていない」と「分からない」を合わせた割合は三十歳未満で54・1%、三十代で41・1%と、非常に高かった。

 年収の内訳は「百万円以上、百五十万円未満」25・7%、「百五十万円以上、二百万円未満」23・4%、「百万円未満」17・2%の順。四百万円以上はわずか0・9%だった。

 川村講師は「季節労働者は国民年金が多いが、収入が非常に低く、家計の維持が精いっぱいで保険料を納入できない。老後の生活が懸念され、年金制度の抜本的な再設計が必要だ」と指摘する。

 道内の季節労働者は二○○五年度に約十三万五千人で、全国の約六割を占める。

(北海道新聞 引用)
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