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名門王子応援へ「勝った翌日セール」 アイスホッケー 苫小牧の大型店
【苫小牧】アイスホッケーの王子製紙を盛り上げようと、苫小牧市中心街の大型店が二十二日開幕のアジアリーグで王子が勝った試合の翌日に応援セールを始める。地元チーム連動の“勝ったら企画”は、プロ野球日本ハムの移転に合わせて札幌の商店街などで行われ、人気定着に一役買った。アイスホッケー人気が低迷する中、地域の盛り上がりで創部八十一周年の名門復活を後押しする。

 応援セールを行うのは、JR苫小牧駅周辺の長崎屋苫小牧店と、核店舗にラルズが入る商業施設「egao(エガオ)」。イトーヨーカドー苫小牧店も検討中だ。

 同リーグのレギュラーリーグで王子製紙は30試合を戦う。長崎屋は王子が勝った翌日に「ビクトリーセール」として、一部テナントを除いて全館で特別価格の商品を提供する。店内に王子のユニホームを展示し、従業員がメガホンを手に盛り上げる計画で、大西武俊営業次長は「われわれが盛り上がれば選手や市民も盛り上がる」と話す。

 エガオは、ラルズはじめテナント十店がセールに参加し、目玉商品を提供する。杉本一次長は「リーグを制覇すれば優勝セールもやりたい。王子とともに中心街も盛り上がれば」と力を込める。

 日本リーグ4連覇の輝かしい実績を持つ王子製紙だが、昨季は20勝4分け10敗で、プレーオフで敗れて5位に終わった。名門復活を願う地元の動きに、王子製紙の森信副部長は「選手も意気に感じ、最後まであきらめない試合を見せると思う」と話している。

(北海道新聞 引用)
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