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駐車違反「逃げ得許さない」 13人の預金口座 道警が差し押さえ
道警は二十八日、駐車違反の放置違反金を納めていない札幌市内の車の所有者十三人の預金口座を差し押さえ、違反金と延滞金合わせて約五十五万円を徴収したことを明らかにした。昨年六月の放置違反金制度の導入後、道警による差し押さえは初めて。道警は「逃げ得は許さない」と強調、十月も滞納者四十六人の口座や給与を差し押さえる方針だ。

 道警によると、差し押さえられた十三人は二十-三十代の男女で、昨年六月から今年三月までの駐車違反による放置違反金を納めず、再三の納付命令や督促を無視していた。このうち、三十代男性は、違反八件分の放置違反金総額十二万七千円(延滞金を含む)を滞納していた。

 一方、督促に応じ、口座差し押さえは免れたものの、多額の放置違反金を延滞していたケースも。昨年六月から十一月までにミニバイクを歩道上に駐車、九十回も違反の標章を張られ、総額約八十一万円を滞納していた二十代女性は「標章が注意だと思っていた」と釈明。違反金を分割で納めているという。

 放置違反金制度では、駐車違反をした運転者が警察に出頭して、反則金を納めない場合、代わりに車両の所有者に反則金と同額の違反金を科すことになっている。
(北海道新聞 引用)
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