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<7>活性化事業 (2006年10月4日)
集客へ仕掛けどんどん

路上に並んだテーブルはどこも満席。紙コップのビールとつまみを手にしたサラリーマンが、「もっと席をつくってよ」と、法被姿の実行委員会メンバーに声をかける。ススキノでこの春から始まった「ファイヤー! すすきのグゥ作戦」の一幕だ。

 きっかけは昨年6月、国の都市再生プロジェクトモデル地区に指定されたことだった。「防犯対策とまちづくりの連携による都市の安心・安全の再構築」が目標で、札幌市を中心に同12月、「クリーン薄野活性化連絡協議会」が作られた。違法駐車、活性化、防犯を3本柱に対策が始まった。

 その一つ、活性化の中心事業となったのが、若手経営者らが考え出した「グゥ作戦」。グゥは、じゃんけんの「グゥ」。6月から9月まで、連続5回のイベントを5本指になぞらえ、「グッド(良い)」の意味もこめた。

 第1弾は、YOSAKOIソーラン祭りに合わせ、駅前通の歩行者天国にテーブルを並べて屋台のムードを演出した。その後も、はしご酒大会や道内各地の物産を並べた「夜市」、オールディーズバンドの演奏、全国各地の祭りのデモンストレーションなど、イベントを仕掛け続けた。

 8月に実施したはしご酒大会は、今回で4回目。3000円のチケットを購入し、2時間で5店をはしごするというもので、4500人が押し寄せるなど、街はにぎわいを見せた。

 「屋台のところだけ人が集まって、店まで流れてこない」という批判もあった。ある貸しビル経営者は「はしご酒大会の加盟店舗になれよ、と持ちかけても『面倒だ』なんてヤツも結構多くてね」と嘆き、決して一枚岩ではなかった。

 しかし、「とにかくススキノに人を集めることが先決。そこからお店に流れていく工夫を重ねていけばいい」と、はしご酒大会の事務局を担った「あるた出版」の平野たまみ社長。「バラバラだったイベントを一つにまとめることは出来た。ススキノを知ってもらうには仕掛けていくことが必要。これからも続けたい」と、前向きだ。

(読売新聞引用)
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